【元女性自衛官が教える】山でトイレを作る方法

演習で山へ入ると女性用のトイレがありません。もちろん男性用のも。

でも用を足さないわけにはいかないので、自分でトイレを作っていました。

5日くらい連続で使えるテント型トイレと単発型トイレの方法をご紹介します。

目次

テント型トイレ

準備するもの

・お着替えテントというものが市販で売られています。床のないものが◯
・簡易便座とか携帯トイレという座るタイプの椅子(?)があると洋式になる。底なしのものが◯
 これがないと和式になります
 市販で売られています
・トイレットペーパーを吊るす紐
・トイレットペーパー
・ショベル
・スコップ

作り方

①場所の選定をする
  平らで地面が硬くもなく柔らかくもない場所を選びます(掘りやすく崩れにくいところが理想)
  夏場は日陰がおすすめ

②テントを仮で張り十分にスペースがあることを確認する

③(和式)その場所に肩幅で立ち、しゃがんでも辛くない幅を確認し、足の間に縦長に穴を掘る
 (洋式)簡易トイレを仮で設置して地面と設置している場所より一回り小さく穴を掘る

④掘る深さは深ければ深いほど長持ちしますが、和式は縦長、洋式は簡易トイレの大きさで変わりますので、
 掘りづらい時もあるかと思います

⑤掘り方は、掘る位置を確認したら印をつける。(つけれたらでいいです)

⑥ショベルまたはスコップで形を作りながら少しえぐって土を柔らかくする(穴が大きくならないように注意)

⑦ショベルで掘れるところまで掘り、その後はショベルでえぐる&スコップでかき出すを繰り返して好きな深さにする

⑧掘った土はテント外に積んでおく

⑨テントを設置し、トイレットペーパーに紐を通しどこか引っ掛けるところを探して吊り下げる

⑩用を足すたびに土を被せていくと匂いが出ません

⑪使い終わったら、掘った土を全て戻して平らにならします

お着替えテントと携帯トイレの選び方

お着替えテント

<選び方>
①メッシュの窓がついていること。
 ・ニオイがこもらない
 ・夏場は蒸し暑くなるのを防げる
②開口部はきっちり閉めれること
 ・少しでも空いてると虫が侵入し放題(外に設置してるので多少は入ってきます)
③透けないこと
 ・夜にも使用する場合、中でライトをつけると透けてしまうものがあります

携帯トイレ

<選び方>
①地面との接地部分が多いこと
 ・椅子のように点で支えるものだとバランスが悪く、座っている時にグラグラする
②底がないもの

単発型トイレ

準備するもの

・ポンチョ
・トイレットペーパー
・ショベル

作り方

①人目がない場所まで移動する

②掘りやすそうな場所を選定する

③小さめの穴を掘る

④掘った土は近くに積んでおく

⑤ポンチョを被る

⑥屈んで、穴に向かって用を足す

⑦ポンチョを外す

⑧穴に土を戻す

⑨土を平らにならして終わり

ポンチョの選び方

<選び方>
①透けないこと
②長めのもの
③屈んだ時に自分を覆えるくらいゆとりがあること

まとめ

今回は、テント型トイレと単発型トイレの方法をご紹介しました。

やっぱり建物の中にある水洗トイレが落ち着きますが、

災害に遭ってしまったなど、いざという時のために対処法を知っておくだけで、安心感がありますね。

自衛隊余談話

演習中、体に装具を巻き付けているので、トイレ一つこなすのも大変なのです。

大は1日1回程度だと思いますが、小となると何回もとなります。

なので、私はなるべく水分を取らないようにしました。

ゴクゴク飲んでしまうとトイレが近くなるのでちびちびと少しづつ飲むようにしたら、

トイレに行く回数が結構減りました。

自衛隊に入り、自分の排泄をコントロールできるようになるとは思ってもいなかったです。

夏場暑い時それだと脱水にならないのか?となりますが、大丈夫でした。

汗で出てしまうので、たくさん飲まなければ小にはあまりいかないような気がしています。

汗で出てしまう塩分の補充は、塩を含んだ飴を舐めるとか、

梅干しタブレットを舐めていました。

ただ、水分を取ることは大事ですし、排泄を適切な時にすることも大事ですので

マネをせず、話として聞いていただけるとありがたいです。

自由にトイレに行けるって幸せだ〜と普段気づかない幸せにも気づけました。

自衛隊余談話でした☆



「食と暮らしの手仕事」無料メルマガ講座

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

夫と幼稚園児の息子2人と4人で自給自足な暮らしをしています。
家は街中にある普通の一軒家なので、電気、水道、ガス全て契約していますが、その中でも自給自足的生活をどれくらいできるのか実験しているところです。
節約を意識するより自給自足を意識した方が私は心が豊かだなぁと感じています。
意外とできることがたくさんある自給自足ライフ、これからも楽しんでいきます☆

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次